なんて色だ!

生まれて初めて、ホットケーキをきつね色に焼くことができた。
その辺の安いフライパンだが、火加減だけ丁寧に見ていたら
こんがりと。
いままで、なんて雑に焼いていたんだろう。
不在の息子には悪いが、子どもがひとり欠けると、なんというか、心にちょっと余裕ができる。細かいところにこだわる時間を持てる。
すまなかったな、今まで焦げ焦げで、と一応英国に向かって手を合わせてみる。

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(写真)
「生乳で作ったバター」(生活クラブ)が、今まで食べたバターの中でベスト3に入るおいしさ。沖縄の島マース入りで、塩加減とコクの塩梅がいい。

わけありの台所

わけあって、知己のホームレスの方の台所に三度めの来訪。
なにしろ住所がないので、記憶がたより。
何軒か、同様の人々の家を訪ね「こういうかた、知りませんか」とデカのように
聞いて歩いて、やっとたどりついた。
この方の住まいも、敷地も、こういう言い方が正しいのかどうかわからないが
ザ・美しいのである。

連絡方法がないのでゲラを届けにまた行かねばならないのが難点。

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(写真)
ニラの畑。化学肥料を使わずトマトや唐辛子を育てている。いわばオーガニック。

最終回

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 1年がかりになってしまった連載『沖縄陸軍病院 南風原壕(はえばるごう)を”奇跡の戦跡”にした男たち』(幻冬舎plus)最終回、更新です。

 米軍の攻撃から逃げる際、重病患者は青酸カリ入りミルクで自決させられた沖縄県南風原町の陸軍病院南風原壕。ひめゆり学徒隊の多くが若い命を落とした現場でもあります。
 近年、ダークツーリズムスポットとして年々入場者を増やしているここは、原爆ドームよりも先に、第二次世界大戦の戦跡としては日本で初めて文化財に指定されました。
 50年に満たないものは文化財として認めないとしていた文化庁。戦跡指定のために奮闘したふたりの男性を中心に、小さな町の挑戦をおいました。

ならい症

 近所のコンビニのレジで、あまりに中国人の店員さんの日本語が美しいので
「本当にきれいな日本語がお上手。どのくらい勉強されたの?」と話しかけたら
横で娘に
「唐突に話しかけるのやめなよ。ママ、最近そういうの多いよ。おばはんの特徴だよ」
とたしなめられた。
 なんでなのさ、褒められて嫌な気のする人はいないんだからいいんだよとつっぱねた。

 そういえば、信号待ちの着物姿の老婦人に「紬ですか」と話しかけそうになった。
 それからかき氷やで、隣の若い女性二人が恋バナをしていて
「同僚の男子が都合のいいときだけ泊まりに来てすごくいや」
と話しているので
「その男だけはやめときな、遊び人だよダメンズだよ」と喉まで出かけたのだった。

この年になると、いろんなことがおかん目線で、怖いものなしになる。恐ろしい老化現象の一種だ。

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(写真)
恋バナ現場。整理券をもらって食べるしもきた茶苑大山 微糖抹茶。ソースがムース状。

川越取材で見かけたコエドビール。同行のデザイナーさんによると、「周囲でコエドビールのデザインが話題」とのこと。なるほどたしかにかっこいい!王冠もアンティーク風で細部まで凝っているのだ。