つゆ艸(くさ)

2015-02-28 16.41.49
仕事帰り、よれよれのくたくたでつゆ艸へ。この店と、日本茶喫茶のつきまさに寄ると、ああ下北沢に(引越で)戻ってきたんだなあと実感する。

つゆ艸は、かつてオーナー夫妻が骨董店を長く営んでいただけあって、しつらいや器のセレクト、インテリアが勉強になる。どう?おしゃれでしょ、すごいでしょ、高そうでしょという嫌みな感じが少しもないところがおとなで、本物のアンティーク上級者だと思う。

今日はいちごタルトとデトックスティーを。タルトはキビカフェの作だそう。1週間の句読点になるような店が近所にひとつふたつあると、それだけでなんとか生き延びられる。

言の葉

茨木のり子集 言の葉Ⅰ(全3巻) (ちくま文庫)

この季節だけ買う『オール讀物』。「サラバ!」は書き出しが良いなあ。全編掲載でないのでこれはどうかわからないが、好きな小説は書き出しを覚えている。昔いた編プロでも書き出しに注意を払え、気を抜くなとさんざん言われた。まだまだ何もできていないなあ私は。

今、なにかあったりつまったりしたとき、まじないのように読み返すのは、『茨木のり子集 言の葉』。かなわんなあ、と思いながら本を閉じるのもいつものこと。やけに最近詩集が心にしみる。短い言葉の圧倒的な迫力にうちのめされることもある。年をとったということか。

テレビの『しくじり先生』で、あるミュージシャンが
「CD購入者の4割が中高生。この人たちに響く言葉を使えばヒット曲は簡単に出来る。この世代は人生経験が少ないから、薄っぺらな言葉も信じられるが年を重ねると本当にそうかな。人生ってそんなに簡単じゃないとわかり始めるから、言葉が空虚に感じられ心が動かない」
という意味のことをいっていた。真理をついている。
ここへきて詩集がしみるとはどういう心の作用なんだろう。老境にはいったということか?と思っていたら句会へのお誘いが来た。いよいよ・・・。

まずい傾向

2015-02-11 13.37.06ある化粧品会社のショールームの30㍍壁面コピーを書いている。

夜中1時だろうと2時だろうと、コピーをメールで送るとすぐクライアントから返事が来る。

思うに、本当に最近の若い労働者のみなさんはよく働く。だらだらしている正社員というのをどこの企業でも見たことがない。
凄いなあと思いながら体大丈夫?と、ついおかんの目線になってしまう自分がいる。まじめな若い人ががんばっていると、この人のためにとがんばりたくなる。しかし、おっさんだとそうはならない。なにもかもが、おかんすぎてまずい。
(写真)
品川のすてきリノベホテル。記事ができたら改めてご紹介。

梅木好彦さん・久代さん夫妻の恐るべきパワー

2014-04-05 15.28.48-2見えなくても、きこえなくても。―光と音をもたない妻と育んだ絆』で取材をした京都の梅木好彦さん、久代さんがNHK手話サークルの用事で上京。新宿でパンケーキを食べた。
前回はNHK教育「ブレイクスルー」の収録で上京され、10月にお会いしたばかり。久代さんは目・耳・言葉が不自由な全盲聾者、しかももうすぐ還暦なのに、そのフットワークの軽さといったらない。10時間かけて夜行バスで来たというが(京都駅から自宅までも2時間以上かかる)、1時間のすきまがあれば東京の知り合いと約束を入れて落ち合う。聞こえないし見えないのだが、社会から遮断されているどころか、ものすごい勢いで毎日いろんな人たちと、コミットしている(コミットは責任を伴う言葉でちょっとニュアンス変わるけど)。
点字と音声変換によるメールができるので、人生の深い話もできる。夫の好彦さんと久代さんと私の3人でいると、触手話ができない私だけが不自由だ。何が自由で何が不自由か、という話である。
二人に会うと、元気をもらうを通り越して、その元気にやられてこちらがちょっとのびてしまうほど。
大きなパンケーキを食べたあと、「次の約束まで時間があるから、もっとなにか食べよう」という久代さんを必死で止めた。私が知る50代で一、二を争う元気な人。別れ際、「次、用事で4月に上京するので宜しく」とのことであった。

仮デザインの表紙ですが。

東京の台所
アマゾンで予約開始です(写真をクリック)。
『東京の台所』(平凡社)3月18日発売。今は1か月も前から予約ができるのですね。じつは表紙は、仮の仮仮デザインです。予約用に急遽作って下さいました。装幀家は『かみさま』(ポプラ社)を担当していただいて以来、もう一度と願っていた横須賀拓さん。デザインが決定したら、この画像はある意味、レアな存在に・・・。

ノイズ

娘と電車に乗っているときに言われた。
「あのさ、前から言おうと思ってたんだけど、人前で寒い寒いって手をこすり合わせない方がいいよ」
「なんでよ」
「しゃっしゃっしゃっしゃあ〜って、しわくちゃの紙をこすり合わせるようなすごい音してるから。おばさんの証拠だよその音。どんだけ乾いてんのって思うもん」
「いやふつう、するでしょ、ちょっとあんたやってみて」
つるっつるの手は、どんなに激しくこすっても音がしなかった。若いってそゆこと。