名古屋膝栗毛

あつた蓬莱軒の前には100人を超す行列が。
悔しいくらい並んだ甲斐のある味なのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

タイも香港も、熱海も箱根もうかうかしているうちに手頃な宿はすべて満室になっていて、クリスマス過ぎに探してやっと見つけた名古屋で年越し。

大須観音、あつた蓬莱軒のひつまぶし(行列がはんぱない)、コメダ珈琲、独身時代に住んでいたアパートをめぐったのち巨大な小牧の愛すべき健康ランド(エステや床屋が10軒くらい入っている)に1泊。
ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋(夫がロケのとき役者さんを泊めるというホテル。自分を含めスタッフは3500円のビジネスホテルオンリー)に1泊。
「ベッドが昨日と今日で天国みたいに違うね」と娘。
そらそーだ。隣でおばさんがいびきをかいている健康ランドのリクライニングチェアと、ホテルのそれでは月とすっぽん。
そんなてんやわんやの大晦日であった。来年こそていねいに生きてみたいものだ。

師走のおっさんな日々

新しい仕事の話は何より楽しい。その先にどんな苦悩が待っていようが楽しいものは楽しい。ただその感慨に浸っていられないくらい打ち合わせやら何やらが数珠つなぎ。夜はデザイナーの原条さんと扶桑社の君島さんと練馬で飲みあげタクシーにて帰宅。こんなドおっさんみたいな生活をしているお母さんをもって子どもはかわいそうだがしかたがない。それも運命なのだから。

堂々巡り


よれよれに疲れた女たちが、ほんのひととき料亭で労をねぎらい合う。そんなほんのひとときでも、あるのとないのとでは大違いで、よし来週までなんとかのりきれそうだと力がわいてくる。
しかし、まさかこの年で、こんなに働いているとは、17,8の頃、夢にも想像していなかった。とりいれた洗濯物の山から服を選んで着るような、ひとり暮らしの男子大学生みたいな毎日。本来なら、そんな息子を叱るような年齢なのにな・・・。もうちょっとだけ落ち着いた日々を送りたい。来年こそは、と去年の今ごろも思っていたような。

懺悔

尊敬する人の前でむやみやたらに舞い上がって調子に乗り、ろくでもないことを言って冗談ですまない事態に陥った。「君はきっと明日の朝後悔するだろうから、後悔しないように今注意しておく」と言われた。今朝、目覚めたら本当にその通りになって食事も喉を通らない。叱咤に愛がこもっていたのを思い出し、よけいに哀しくなった。あたしは何年大人をやってるんだろう———。こんなに成長しない奴をあたし以外の人間で見たことがない。

発見会

 年に1〜2度集まるプロ級の料理の腕を持つ先輩ライター宅の食事会。全員がチーズ、野菜、魚、スイーツなど分担制で、自分がおいしいとおもったものを持ち寄り(料理は先輩)、最後に精算をする。先輩は、1皿ごとにどうやって作るのか、何が入っているのかと質問攻めにあうのも恒例。非常に発見の多い稀有な食事会である。

(一瞬個人宅で食べていることを忘れそうなメニューの数々。)