「ダメ」は言い損

「あ、こりゃだめだなと悟りました。
幼稚園生に、あんなおいしいものを食べちゃいけない理由なんて、理解できるわけない」

率直な言葉。
広くはないのに、欲しいものが揃った
使いやすい台所。

快適の物差しは、自分の中にしかないのだと改めて知った。「子どもにダメダメは言い損と悟り、楽に」(東京の台所 2 朝日新聞デジタル&w)

文:大平一枝
写真:本城直季




いつもいい印象が変わらない人の原点

対談連載『日々は言葉にできないことばかり』更新


ありのままの自分、
自分にOKを出せない自分を
どうすれば受容できるのか。

仕事を辞めようとしたことが2回あったというヘアメイクアップアーティスト、山本浩未さんの率直な告白から、対談は始まります──。

「これも自分。うまく付きあっていくしかない 」
文:大平一枝
写真:川村恵里
編集:津田麻利江(北欧、暮らしの道具店)

家族の肖像

「令和・かぞくの肖像」
文/大平一枝
写真/笠井爾示

VOL.10中津・K家の場合
4組の家族を定期的に取材するドキュメンタリー企画。丸4年10回目の今回は──。


2歳の頃、 父のDVで両親が離婚。
25歳でセクシャリティをカミングアウトした際、 殴られて10年絶縁。
父との交流が再開したのは3年前である。

「父という実感はない。 親じゃなく、 ひとりの人間として見たら楽になれる」「家族って、どこまでを言うんでしようね」

読む薬

『サンデー毎日』最新号
輪番エッセイ “遠回りの読書”

今号は 若松英輔さんの近刊「読み終わらない本」ほかをご紹介。
若松さんの紡ぐ言葉はいつも、心の小さな傷に
優しくよく効く。

「抱えきれずにこぼれ落ちる弱さを
そっとすくい上げる言葉の薬」

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