『おかあさんのおべんとう~母弁~』

『おかあさんのおべんとう~母弁~』(主婦と生活社)

共著 大平一枝 カナヤミユキ
編集 八代善剛
撮影 安部まゆみ 
装丁、絵、スタイリング カナヤミユキ
スタイリングアシスタント 宇南山加子(SyuRo)
料理サポート 佐藤裕加、たかはしよしこ
デザイン 佐藤一史+nyu

お母さん目線で本当に役に立つ、小さなおかずのカタログのような本を、
そして、長く本棚においてもらえる料理本を作りたかった。

【内容】
全232レシピ、行事弁当、ベランダごはん、お弁当にまつわる10の話ほか

【制作こぼれ話】
なぜ、お弁当か。と聞かれたことがあります。
でも私の中では、しっかりつながっています。大量生産できず、手間暇かかって、まさに毎日が世界に一個。
作った人の思いが、おかずの詰め方、米の一粒一粒から伝わる。作る方は大変だけれど、こんな「心」が伝わる食べ物って、ほかにあるだろうか?くらいに思います。


たかはしよしこさん、佐藤裕加さんなど料理スタッフに助けられながら、毎日計って作ってメモって、の生活が続きました。
カナヤミユキの作るスタイリングの世界も独特で、これはぜひ見てもらいたいと思います。
仕事をすればするほど、次々アイデアがわき出てくる体質の人っているんだなあと驚かされました。
ふつうは、232も作っていれば、スタイリングのアイデアも枯渇するというもの・・・。
1年かけて作った思い入れの深い1冊です。

 

『とっても心地いい!シンプルひとり暮らし』

『とっても心地いい!シンプルひとり暮らし』(すばる舎)

装丁 谷口純平想像力工房
編集 渡辺のぞみ
イラスト サイトウトモミ

持ちすぎない
そろえすぎない
ワタシサイズの快適生活を見つける!

【内容】
「少しずつ足していくインテリアと収納」「14回転居から学んだ部屋探し&引っ越しのコツ」
「ひとり暮らしだからこそ大切にしたい家族の絆、心の絆」ほか

【制作こぼれ話】
ひとり暮らしには、たとえば鞄ひとつで、1ヶ月の旅にひょいと出られるような──、
彼の住んでいるあの町の近くに住みたいと思いたった日から三日で荷物をまとめて引っ越しができるような、できればそれくらいの身軽さが欲しい。
そんな身軽さこそが、ひとり暮らしの特権で、所持品が多くなるほど、暮らしは複雑になり、シンプルに生きにくくなる。
~「はじめに」より以下略

編集の渡辺さんから最初に「はじめに」を書いて欲しいと言われ、提出。
そこから装丁の谷口純平さんがさらさらと表紙案を起こしてくれたそう。
原稿より先に表紙案が生まれたのは、これまでの仕事で初。
バッグの形は家。颯爽と家を持ち歩く女性のイラスト、とても気に入っています。
私は9年のひとり暮らしを経て、もはや4人暮らしですが、
人生で初めての自立を迎えるひとり暮らしさんのために、心を込めて書きました!

電子書籍版も発売されました。

 

『スピリッツ・オブ・ジャンク・スタイル』

『スピリッツ・オブ・ジャンク・スタイル』(風土社)

装丁 下山ワタル
写真 安部まゆみ、野寺治孝
編集 熊谷美智世
イラスト 北村範史、伊藤絵里子

人にはがらくたに見えるものでも、自分が美しいと思えばそれでいい。
そういう住まいを訪ねていくうちに気づいた。
これは、「もったいない」を大事にする先人達が築いた価値観。
私たち日本人が先祖から受け継ぎ、累々と実践してきた暮らし方である、と。

【内容】
アントス(金属造形作家)、ジャンク・スピリッツ・ロード(裏下北沢)、
牧野伊三夫さんの宝物をのぞきにゆく。私的民藝紳士録ほか

【制作こぼれ話】
ジャンクシリーズ3部作の第2弾。会う人、会う人に、発見と学びを得た。
脱稿したとき、もう3冊目はとても書けないと思うくらいに精根尽き果てた。
何度も取材して、知っているようなつもりになっていたアントスの二人の心の内やルーツを初めて聞くことが出き、
つくづく人物取材は、2時間3時間なぞのインタビューなどでは、
とうていわかりえないものなのだと実感した。
日ごろの取材姿勢を省みる機会にもなった。。

 

『センス・オブ・ジャンク・スタイル』

『センス・オブ・ジャンク・スタイル』(風土社)

装丁 下山ワタル
写真 安部まゆみ、野寺治孝
編集 熊谷美智世
イラスト 北村範史、伊藤絵里子

壊れたら直す。なかったら作る。
ブランドや情報に振り回されることなく
自分のものさしで生きる人たちの生活の思想を描きたかった。

【内容】
源七さん(革もの作家)、ジャンク・スピリッツ・ロード(本郷6丁目界隈)、神社の古道具市ほか

【制作こぼれ話】
7月、10月、12月と続くジャンクシリーズ3部作の第1弾。
リトルマガジンではなく、書籍としてとりくんだ。
小さな本だが、こめた想いは熱い。
取材しながら気づいたのは、たくさん作ってたくさん消費する社会へのしなやかな反骨である。
そして、取材するだれもが、食べることをおろそかにしていないことに驚いた。
木の匙を13年作り続けている夫妻には、働くことの意味を学んだ。
学びの連続だった取材がひとりでも多くの方に伝わってほしいと、
それだけを願って、編集者と二人三脚で半年間没頭した。
濃い時間であった。

 

『ジャンク・スタイル・キッチン』

『ジャンク・スタイル・キッチン』(主婦と生活社)

装丁 下山ワタル
写真 安部まゆみ、野寺治孝
編集 遊佐葉子、熊谷美智世
イラスト 北村範史、伊藤絵里子

自分が焼いた器、自分で作ったテーブル、椅子、そして台所。
大量生産で大量に供給されたおしきせの台所をよしとせず、
使いやすいように自分サイズに手を入れた、
世界でたったひとつの私の台所を持っている人たちをルポ。
台所の数だけ、まじめであたたかな幸福が、確かにそこにあった──。

【内容】
匙屋、寺林省二、わが家の古いもん、待つ料理ほか

【制作こぼれ話】
ジャンクシリーズ3部作がようやく完結。1年に3冊はさすがにハードだったが、目に見えないいろんなものを受け取った。
3冊を通して、じつは、働くとはどういうことかを、いちばん書きたかった。
「こういうことを書きたいんだけど、シリーズともなると、つっぱしっていいのか迷うし、不安がある」と最初に話したときに、
編集の熊谷さんが「これを読んで」とある新聞の社説をファックスしてくれた。
日本の経済と若者の指向についての記事だった。
彼女は言った。「私たちは間違ってないから、迷わずいこう」。そこで3冊の軸になる1本の道が見えた。
執筆中、何度、そのファックスを読み直したことだろう。
発売後、これまでの私の本とは異なり、編集の遊佐さんが、新聞に重点的に働きかけた。
小さな本だが、インテリアの様式としてではなく、暮らしの思想を紹介した書として、編集と営業と著者が一体となり、心を一つに動けたことは初体験で、かけがえのない時間を過ごせた。