トライアルへたれ男

このままでは病になりかねないと、1トンほどの重い腰を上げて、家人とジムへ体験見学に。

混み合ったトレーニングルームで、スタッフの爽やか青年が懇切丁寧にレクチャーしてくれるも、夫は30分あまりで

「俺、もうええわ」。

私「はああ?あんた、この体験、ひとり3千円なんだよ。もっとやらなきゃ、元取れないじゃん(やや意味不明)」

私はストレッチルームやら、スタジオや、食べ放題のビュッフェに群がるおばさんのように、あれこれ1人で試す。

するとさっきの青年が飛んできて、捨てられた子犬のような目で

「旦那さん、出られちゃいましたけど……、なにかお気に召さなかったでしょうか」

私「ごめんね、ものぐさなので。気にしないでね」

階下に降りていくと、もう着替えてやがる。

レジで、声高らかに入会しませんと宣言し、計6480円を支払い。(入会したら、会費として相殺されるあるあるシステム)

帰り道。

夫「俺、なんかあそこで黙々と体鍛えてる人たちが、スカしてて嫌やねん」

さすが、スタバでマック広げている人を毛嫌いするお人らしい理由。

でも、ジムってそーゆーとこです。あなたも中に入れば、そうみられる1人。

私「私は腰が楽になったし、やっぱ入ろうかなあ」

夫「お前は入れ。俺を絶対誘うな。あんな高い金払って運動するなんて、あーバカバカしい」

だーかーらー。ジムってそーゆーもの。