

『真夜中の絆創膏』
大平一枝+高市美佳 著
文 大平一枝
装丁 高市美佳
『クリエイターの自費出版本展』(2005年/スパイラルホール)に出展するため制作した、限定100冊の私家本。装丁家の高市美佳さんと、「商業ベースにのらない、私達の作りたい本を思い切り自由に作ってみよう」と挑戦しました。
【制作こぼれ話】
書店に並ぶことを考えなくてよいので、劣化やコスパを一切無視。
デリケートな桃肌というやわらかな布を表紙に。
1冊ずつ切り貼りし、大好きなグラシン紙をはさみながら本文は、
あえて紙焼けや退色のある再生紙を使用。
加工の難しい素材を贅沢に使いました。
結果、私達の目指した『手触り』のある世界に100冊のオリジナル本が誕生。
デザイナー高市美佳さんの繊細でアグレッシブな感性が120%投影された、宝物のような作品です。(非売品)
