『センス・オブ・ジャンク・スタイル』

『センス・オブ・ジャンク・スタイル』(風土社)

装丁 下山ワタル
写真 安部まゆみ、野寺治孝
編集 熊谷美智世
イラスト 北村範史、伊藤絵里子

壊れたら直す。なかったら作る。
ブランドや情報に振り回されることなく
自分のものさしで生きる人たちの生活の思想を描きたかった。

【内容】
源七さん(革もの作家)、ジャンク・スピリッツ・ロード(本郷6丁目界隈)、神社の古道具市ほか

【制作こぼれ話】
7月、10月、12月と続くジャンクシリーズ3部作の第1弾。
リトルマガジンではなく、書籍としてとりくんだ。
小さな本だが、こめた想いは熱い。
取材しながら気づいたのは、たくさん作ってたくさん消費する社会へのしなやかな反骨である。
そして、取材するだれもが、食べることをおろそかにしていないことに驚いた。
木の匙を13年作り続けている夫妻には、働くことの意味を学んだ。
学びの連続だった取材がひとりでも多くの方に伝わってほしいと、
それだけを願って、編集者と二人三脚で半年間没頭した。
濃い時間であった。