『スピリッツ・オブ・ジャンク・スタイル』

『スピリッツ・オブ・ジャンク・スタイル』(風土社)

装丁 下山ワタル
写真 安部まゆみ、野寺治孝
編集 熊谷美智世
イラスト 北村範史、伊藤絵里子

人にはがらくたに見えるものでも、自分が美しいと思えばそれでいい。
そういう住まいを訪ねていくうちに気づいた。
これは、「もったいない」を大事にする先人達が築いた価値観。
私たち日本人が先祖から受け継ぎ、累々と実践してきた暮らし方である、と。

【内容】
アントス(金属造形作家)、ジャンク・スピリッツ・ロード(裏下北沢)、
牧野伊三夫さんの宝物をのぞきにゆく。私的民藝紳士録ほか

【制作こぼれ話】
ジャンクシリーズ3部作の第2弾。会う人、会う人に、発見と学びを得た。
脱稿したとき、もう3冊目はとても書けないと思うくらいに精根尽き果てた。
何度も取材して、知っているようなつもりになっていたアントスの二人の心の内やルーツを初めて聞くことが出き、
つくづく人物取材は、2時間3時間なぞのインタビューなどでは、
とうていわかりえないものなのだと実感した。
日ごろの取材姿勢を省みる機会にもなった。。