ファスティングデイズ

断食メガネ先生のオンラインファスティング5日間終了。160人が同日一斉にチャレンジするという今どきすぎるスタイル。
3.3kg減、高血圧が正常値に。断食は、
回復食で結果が決まると
リバウンド番長として身に染みているのでこれからが勝負。

しかし、ファスティングのたび思うことだが、金を払って太り、金を払って体重を落とすこの矛盾よ……。(気持ちがいいから好きなんだけれども)

断食中に飲む発酵ドリンク。おかげで空腹の苦しさもない。魔法か!

悪い癖と気概と深謝

『それでも食べて生きてゆく 東京の台所』(毎日新聞出版)発売からちょうど半年で4刷に。
嬉しいに違いないのだけれど、
報を聞くたび「大丈夫ですか。刷りすぎで
書店から返本されやしませんか。重版と決めた人が責められやしませんか」と、
いちいち水を刺すようなことを編集者に
言ってしまう自分のみみっちさが
貧乏くさくて嫌だなと思う。

魂込めて書いたのだから
誇りを持って「でしょうね。でももっと読まれていいはずですけれどね」くらいに
受け止められなければ
真の表現者と言えまい。


笠井爾示さんが写真集『Stuttgart』で
写真協会賞作家賞を受賞された。
テキスト「深淵な循環」でお手伝いさせていただいた。

かつては土門拳、東松照明、植田正治さんらが受賞してきたもの。
誰よりも喜んでいるのはきっと
表紙の母・久子さんであろう。



写真:笠井爾示
編集・造本設計:町口覚
デザイン:浅田農(MATCH and Company., Ltd.)
文章:大平一枝
仕様:並製本函入り
発行:bookshop M

写真集のモデル、久子さんと表彰会場で。

 

粋なお祝いのケーキ

見えるもの、見えないもの

レコードジャケットに見える左は、映画『ブルージャイアント』のパンフです

 

 

レコードプレイヤーを買ったこともあり
先日、映画『ブルージャイアント』を観た。
ジンリッキー(や全てのカクテル)が最高においしいという理由で通っているジャズバーで、隣り合ったお客さんに激しく勧められたからだ。

ジャズに明るくなくても
アニメが苦手でも大丈夫。
絶対感動するから、と。

まんまと号泣。
アニメにしかできない大胆な演出。
たしかに「絶対」という言葉を使いたくなる作品だった。

後日、
最初に買うべきレコードベスト3を教えてと、くだんのバーのマスターに言ったら。

うんうんと悩んだ挙句、1枚のレコードを不意に差し出された。

「僕も初めてレコードプレイヤーを買った時、バイト先の店長にこんなふうにされてとっても嬉しかったので」。

 オーディションで決まったという前述の映画の主役のサックス奏者は、ずっとこの店に出演していたという。「苦労されてきた方だから、本当によかったです」

 

 

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