「せんろはつづくよ」
★★★★★★★★★★★★ 星100個
M.W.ブラウン文 J.シャロー絵 与田準一訳
岩波書店
1979年(初版発行日)2001年復刻発売

言葉のリズム、絵、構成、紙質、装幀。そのどれもが
文句なしにNo1! 岩波は映画もいいけど、やっぱり活字だね、
と本気で感動、復刻発売されたことを心より喜んだ1冊

 だれかの結婚式のスピーチに読もうと思っているのですが、この本と出会ってからまだ呼ばれていないので、夢が実現していません。旅立ちや門出の場面にふさわしすぎる、大人も子どもも大満足な絵本です。シッカリ暗記しています。
 ふつうなら「がたんことん」と表しがちな電車の音を、「ぱふぱふぱふぱふ」「ちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐ」と訳した与田氏の想像力にも脱帽。古い電車と新しい電車という設定で、なにげに文明の発達を比喩していると推測されますが、むずかしいことは私にはわかりません。
 「これ読んで」と言われると、ものすごく前向きに喜んで読んであげられる貴重な一冊。
注・夜はたいてい疲れているので、「長い本」だとか「まどろっこしいわりに中味がいまひとつな本」は避けたい。そういうリクエストが来ると、よそごとを考えながら棒読みするか、「こっちのほうがおもしろいよ」などと言いながら、1ページ4文字とかしか載っていない0歳児用の本をさしむけている。

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