要交渉。@パリ

IMG_5642
仕事が終わり、一路パリへ。編集女史JJ氏と、無事会えるかヒヤヒヤしながらホテルで合流。

シャルル・ドゴール空港からオフィシャルのタクシーに乗ったにもかかわらず、ぼられたという生々しい話を聞いたばかりだったので、ハプニングの神にもう愛されたくないわたしは、むしろ白タクと先に交渉してやれ、60ユーロ以上は払えないがどうだ?それなら乗ってやってもいいぞと言ってみることにした。(パリ市で最近決められた金額は55〜60ユーロ)

だが英語力はもちろん中学生以下。
あるのはびた一文払わないという強い気持ちだけ。

数人に囲まれて80ユーロとか言われたが、オンリー強い気持ちで60ユーロで無事、スペイン人の運ちゃんとお互い通じない話をわあわあ言いなら到着。
ホテルマンに、ああいうのは乗っちゃいけないと言われ、金額を伝えると「グ、グッド…」。
帰りはちゃんとホテルに呼んでもらおう。

消費の町は何かと大変なんである。

(写真)
マルモッタン美術館で予習したのち、モネが睡蓮の作品を描き続けた自邸、ジヴェルニーへ。

深夜の山中、幻のような店で。

IMG_5390
IMG_5398
IMG_5383
 3日目。22時、やっと本日の取材が終わり、念願のパブで、アイリッシュミュージックを聴きながら、ギネスを1杯だけ飲む。

 パブは隣村で、車で30分。山の中の一軒家。見渡す限りその他に建物はない。

 だが、扉を開けると満席で、
心が震えるようなアイリッシュミュージックの旋律が流れていた。

 そして、アイルランドの誇りのような、素晴らしいプレイヤーがすぐそこに。
なんとも言えぬあたたかな空間に
時を忘れた。

 初・生アイルランドミュージックに感激し
いまの気持ちを翻訳サイトで探したら
「パドス」と変換された。

(写真)
店の周りは客の車だらけで、なんというかアナーキー。

アイルランド✕小ハプ✕ギネス

 アイルランドへ。チケットの名前表記を間違えて飛行機に乗れないとか、宿を1日取り忘れるとか、海外はここのところ、毎回事件続きなので、今回は慎重に準備をした。

 ヒースローの乗り換えも、チケットも何もかも滞りなくシャノン空港に着き、荷物受け取りレーンで待ちながら、事件を期待、あ違った、危惧する家族に「無事到着」のメールを打つ。

 その3分後くらいに、ロスバゲを知る。
わたしの荷物はロンドンにあるという。
着いていきなりこれかー。

 そんなアイルランドでの仕事が始まった。ショックを言い訳に、ギネスやクラフトビールをガブガブ飲んだ。落ち込んでいるときでさえも、本場のギネスは衝撃的においしくて泣けるくらいだ。IMG_0488
IMG_5437
IMG_0511

ハッカー

身に覚えのない、メールがAmazonから届いた。
アマゾンプライムに入会した旨が記されている。

プライムはとても便利なのはわかるが、もうこれ以上、日本中の配達業者を急かしたくない。
そんなに急いでどうしても欲しいものなんて、ない。
再生ゴミとは言え、ダンボールのゴミも、もう増やしたくない。
意志の弱い自営業なので、映画見放題は遊んでしまって困る。
かような理由から、ぜったいに入会しないようにと、ここまで歯を食いしばって我慢してきたのに。
一体誰が。

家族のグループラインで、だれか登録したのかと尋ねたが、「ノー」。

私「じゃあ、ハッカーかも」。
娘「わろたわっ。ママのパスワード盗んで、プライムの会員になって、そのハッカー、なんの得があるの」
私「クレジットカードの番号盗むんだわさ」

最近ツイッターを乗っ取られたことがある私は、1日生きた心地がせず
Amazonのメアドとパスワードを替え
念のためクレジットカードも紛失届を申し出た。

このクレカで光熱費のすべてをまかない、半月後には海外取材を控えているので、再発行もまさに綱渡り。
もう本当にいろいろと、しちめんどうくさいいことになって落ち込んでいた夜、息子と娘が言う。
「とりあえず、Amazonにも、問い合わせてみ」

A「お客様、AmazonでCDを買われたとき同時に入会されております。
おそらくお客様ご自身の手で、入会されたかと・・・」

「いえ、そんなはずでは」「・・・はっ!!!」
そういえば昨夜3軒目に入ったバーで、1杯だけのんで、LENARD COHENのボックスCDを、バーテンダーが絶賛するのを聴いて、
知りもしないのに、しゃしゃってポチったっけ。
その後4軒目に行ったので、3軒目の記憶をまるごと忘れていた・・・。

「間違えて入会されてしまうお客様よくいらっしゃいますので」と、アマゾンさんは丁寧に応対してくださった。

いよいよか、と家族全員が、遠い目をしている。

そんなわけで、この機にと子どもたちに懇願され、入りたくもないプライムに入会したまま、「物忘れ外来」のある病院に行く日を
ママ友と相談している次第なのである。

IMG_5128 (事件現場)

IMG_5130 (しゃしゃって聴いたニーナ・シモン。なぜこんなにも、シングルモルトは古い音楽と合うんだろうか──)

韓国翻訳版

紙さまの話: 紙とヒトをつなぐひそやかな物語(誠文堂新光社)が、韓国で翻訳された。

メールではなく、手ざわりと息遣いが伝わる紙のぬくもりついて綴った拙著。さて、韓国でどのような紙と書体が使われるのだろうと、どきどきしていたら
底本の持ち味を十分に生かした、想像以上に美しい本にしあげてくださっていた。
美術書で定評のある大きな出版社だそうだが、一言もお話はしていない。が、本書にこめた私の拙い思いを
すみずみまで汲み取ってくださっていることが、じんじんと伝わってきて、心がほころんだ。

IMG_5137
IMG_5138 明朝体のような美しいハングルにうっとり。
オランダの天才装丁家、イルマ・ボームについて、守先正さんが語っているページ。

3 / 143...234...102030...