真夜中の祭り

 

新潟県長岡市、宝徳山稲荷大社の「よまつり」へ。
夜中0時から始まる神事の、荘厳な光景に息を呑む。
別名、ろうそく祭り。

山の中の11分の道が、大渋滞で3時間かかり、暴れそうになったが
この祭りに詳しい水先案内人、ヘアメイクのえりやんに神様の前でそんなことをしたらあかんと
いさめられ、なんとかしのぎ
祭りに間に合ってむねをなでおろす。

長岡では火焔型土器の博物館へ行き、古い印章店ではんこを作り、スナックのママですかと言うほどせんべいを買い込み、部屋ではビールとお酒を。
お米がおいしい新潟県って最強だな。自動的にお酒とせんべいも旨くなる。

(写真)
深夜1時半でこのにぎわい

二日目は燕三条で、料理道具や刃物を物色。
安部巨匠に勧められ、トマトや桃など薄い皮がスイスイ魔法のように気持ちよく剥けるという
薄皮専用ピーラーを購入。

巨匠はカメラマンだが、カメラ道具以上に料理道具に詳しい。
帰宅後、道の駅で買ったいちじくを剥いたら、あんれーまあ!
本当に気持ちがいい。

ササッと煮込んで、いちじくのコンポートがあっちゅーまにできあがった。
次は巨峰かキウイを剥いてみたい。求む、薄皮の果物。

(写真)
最後に香り付けに、スペイサイドウイスキー アードモアを加えた。芳醇!

絶対に見たほうがいいのです。

 

絶対という言葉を安易に使いたくないが、やはりこの作品は絶対に観たほうがいい。『1987~ある戦いの真実』。すべて実話の、韓国の民主化闘争の話である。

小難しさや退屈さは一切ない。

エンタメ的に完成された手に汗握る韓国映画らしい構成で、ぐいぐいと1987年のソウルに引っ張られ、気づいたら大泣きしている。
隣の知らないおじさんも、ひくほど、おいおい泣いていた。
泣くのは、悲しい場面ではない。しっかりとたしかな「希望」を感じる場面で
滝のように流れ出る。そんな映画は久しぶりだ。

これがつい30年あまり前の実際におこったということ
世界の多くの人が、ソウルオリンピックの前年に
これほど大きな民衆の蜂起があったということを知らされていないそのしくみに
驚かされる。

私などバブルの端っこで浮かれていただけだもの。隣国なのに。

『万引き家族』『カメラを止めるな』。今年は映画からたくさん力をもらった。
あ、まだ終わってないけど。

 

アフリカ男、帰還

 

アフリカで3ヶ月の研修を終えた息子が夜遅く帰国。
食事は済ませたと言うので
一番食べたそうな和の軽食を考えに考えぬいて、用意した。

写真がそれ。
緑茶、茶碗蒸し、大福3点セットだ。

「あー、茶碗蒸し、あっちで食った」
「は? どこで」
「もてなしが得意な駐在の日本人のお宅で、何でもいただけるんだよねー。日本茶も日本酒も山のようにある」
「天ぷらは」
「食った」
「あんこはないでしょうよ」
「食った」

ちっ。なんだか、だんだん腹が立ってくるのはなぜだろう。

 

 

(写真)
王冠をアフリカンバティックで包んだ素敵な鍋敷き。
東北の民芸に通じる手作りのあたたかさが。

土産のポテトチップス トマトケチャップ味(大袋 80円)が、驚異の旨さで、食べかけなのに思わず写真を撮ってしまった。
アフリカのポテチのポテンシャルの高さに脱帽。あなどれぬ。