本の買い物。失敗と成功

正月は、スマホから離れて、本を読もうと年末に、買いだめした。

向田邦子が猛烈に読みたくなって、『阿修羅のごとく』を買ったら、小説版は別の書き手のノベライズだった。
むううと、唇を噛む。
ネットでなく、本屋で買っていたら、かような買い間違いはしなかったのだろう。そもそも本作はシナリオで、本人の書いた小説版はないとあとで知る。

むちゃくちゃおもしろかったと知人から勧められた『早稲田文学 女性号』は、重版がかかったことでも話題に。
小説、エッセイ、論考など82作品が収録されていて、お得感が半端ないのだが
なかでも
吉原幸子、茨木のり子、石垣りん、最果タヒの詩のカテゴリがいい。
好きな詩人が網羅されているからそう思うのか。でも豪華で、やっぱりお得。

今年は仕事以外で、本をたくさん読もうと、小学生のような目標を立てた。
あとは寝る前のストレッチと減塩生活。
この目標の、ありふれ具合よ。




早稲田文学増刊 女性号 (単行本)

阿修羅のごとく (文春文庫)

反響

 今年の春、”「からっぽ」のお弁当につまっているもの ”というテーマで
エッセイを3本書かせていただきました。

 作品に、素敵なオリジナルの映像と音楽が添えられたこともあり
思いがけず大きな反響をいただき、企画した花王プラザさんに、1万を超える感想が寄せられたそうです。その多くに
ご自分のからっぽのお弁当の思い出が綴られていました。

 今月、そのなかからいくつかをご紹介。”みんなの「からっぽ」につまっているもの。”というテーマで
それらの作品にコメントを添えさせていただきました。

 ウエブというメディアのインタラクティブな関係性に、あらためて驚かされたできごとでした。
そして、どこにでもあるお弁当というテーマの、どこにもない一人ひとりの物語の奥深さにも
胸を打たれました。

 ぜひ、このために作曲されたピアノ曲を「オン」にしてお読みください。

「からっぽにつまっているもの。」

(近況写真)
クリスマスに初めて、娘の希望で教会を訪ねた。1936年築の富士見が丘教会(下北沢)は、国の有形文化財だった。近所なのにそんなことも知らなかった。
心も耳も静かに穏やかになる独特の空間で、キャンドルの炎を見つめる。優しいとか慈しみとかいたわりという言葉を、空間で表現しろといわれたら、ああなるんだろう。パイプオルガンの音色が細胞にしみた。

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<仕事だより>枝野さんインタビュー・後編

後編は、父の顔から政治家の顔へ。
数年前、ことわざの誤用から、これからの福祉行政のあり方のヒントをみつけたという枝野さんへのインタビューを
担当しました。

モーニング編集部+FRaU編集部共同編集「ベビモフ」
<子育て 私の場合>枝野幸男さん

定例の言い訳。

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1日おきに忘年会やら酒席に出かけている私に、娘がひと言
「育児放棄だ」。
この時期だけはすまん、飲むのも仕事のうちなのだと、昭和のお父さんみたいな言い訳をしてみるも
冷ややかな視線が痛い。

「うちのクラスの親で知らないのママだけだと思うから一応言っておくけれど、センター来月13日だから」
「ええええええええっ!もうそんな?」と
回転寿司屋で叫んだら、こちらのレーンの人全員に振り向かれた。
自分のスケジュール管理に精一杯で、もう無理。母親偏差値は30以下です。

(写真)
必ず飲むのは、シングルモルトか、カルバドスか、オードヴィ。宴の後、ひとりでも近所のバーで、これでしめる。この旨さを教えてくれたのは、パリ歴の長いカメラマン・安部まゆみ巨匠。巨匠は今日は、角砂糖に何かの酒を数滴しみこませ、「くぅ〜っ。うまっ。この飲み方が一番好き」と、荒ぶる海で漁を終えたアイルランドの漁師のような表情で、目を細めていた。

〈仕事だより〉枝野さんインタビュー・前編

不妊治療の末に妻は37歳で出産、祖父母を頼れない都会での双子の育児、会議の合間に風呂入れに帰宅……。
育児を「実際やってみたら、大変を通り越して壮絶だった」と語る枝野幸男さんはしかし
選挙中、見たことのない笑顔で語るのだった──。

モーニング編集部+FRaU編集部共同編集「ベビモフ」
<子育て 私の場合>枝野幸男さんインタビュー

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