長年の夢

昭和式もめない会話帖 (中公文庫)

本日、新刊発売です。
『昭和式もめない会話帖』 (中央公論新社)中公文庫

『昭和ことば辞典』(ポプラ社)に、書き下ろしエッセイを加え、文庫化されました。
旅の相棒にしてもらえる文庫は、ライターとして独立した23年前からのひとつの夢であり
25冊目にしてようやくかない、感慨深く思っています。

小津安二郎、成瀬巳喜男など、昭和の映画から、失いたくない美しい言葉を抽出。
相手を叱ったり、ノーというときも、先人の言い方は美しくてそつがない。
なんでもかでもはっきり言えばいいというものではないし、
「ご近所さん」「世間」という狭きしがらみが
あった時代だからこその、知恵と配慮の文化。
昭和の時代の人間力を1冊にギュッととじこめてみました。

「たとえ揉めても、付き合いはその後も続く。
今はなんでもはっきり言うことがいいとされやすいが、最後まで言いきらないことで、
人間関係を緩やかに保つのも生きる知恵の大切なひとつであろう。」
〜はじめにより〜

信州お茶請けも、紙も、弁当も、昭和ことばも、そして原爆科学者の証言も
私の中では同じ興味のベクトル上にあります。
それは「失いかけているけれど、けして失ってはいけないもの・価値観」であること。
すべて記録しておきたいテーマです。

ぜひあなたの通勤通学、または旅のお供にどうぞ。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク