『写真時代』を創刊した編集者、末井昭さんの『素敵なダイナマイトスキャンダル』をたまたま最近読んだので、同名の映画を見た。荒木経惟さんに、ジャズミュージシャンで作家の菊地成孔さんが扮していて、どちらも好きな人なので、キャステイングの妙に驚いた。
登場人物はもう少し少なくても良かったかなと思う。
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 ところでこの映画を見た翌日、荒木経惟さんのモデルを長らく勤めていた一人の女性が、声を挙げたのを知った。その後、水原希子さんらがインスタで拡散した。


 me too という時代のうねりの中で、大きなメディアが取り上げないのも(唯一『美術手帖』は取り上げた)、「巨匠と言われる人にはよく聞かれた話だよね」と片付ける業界の男性たちの声も、まったく昔から変わらなすぎて驚いた。
つまりは、女が自分たちで変えるしかないんだろう。

 ただし、この告発(と敢えて記す)は、作品とは切り分けて考えなければいけない。わたしは荒木経惟さんの写真は、やっぱりどうしたって『さっちん』のときから好きだ。世界中の写真のバイヤーが集まるパリフォトで、彼のコーナーだけ日本とは別立てで成立していたことに大きな誇りを感じた。



  私は、16年間荒木さんのミューズとして作品に登場したKaoriさんが未来を変えようと、大いなるものに向けて投げたボールを、まっすぐな気持ちで受け止めたいし、ひとりでマウンドに立ち、投げきった勇気に最大の敬意を表する。

「その知識、本当に正しいですか?」
(KaoRi)

化粧が濃い。

フロッシュについてお話しました。ふだんはもっとやさぐれた格好で暮らしています。
北欧、暮らしの道具店「BRAND NOTE」

ゆくがいい。

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息子、初出勤。
「帰っても俺から話すまで、どうだったとか聞かないでね。うざいから」というのでイラッとし、能面みたいな顔で送り出した。
社会の歯車になるしんどさと誇り、やりがいと、ときにままならぬ歯がゆさ。働くとは、その両方を知ることだと、学ぶ日々が始まる。

代官山、永代橋サンデー

代官山でミナの展示会⇒レストラン・パッションでランチ⇒永代橋で『束見本は夢を見る?』展⇒浅草橋FUJIMARU。
しゃれた日曜日よのうと、悦に入っていたら、薄着で歩きすぎて大風邪を引き、翌月曜日、寝込んだ。
そんな休日、だめじゃん。

IMG_4789 (写真)東京のどんな場所をお題にしても、10秒で「ここは?」と名店を提案する編集女子JJのススメで、レストラン・パッションへ。旨い・安い・繊細な味なのにボリューミー・空いているという奇跡のような老舗だった。JJの店の提案は、例えが古くてあれだが、謎掛けで答えるねづっちより早い。

IMG_4799 (写真)重要文化財「旧朝倉家住宅」をふらりと見学。

IMG_4791 (写真)住宅の建築物は必ず水回りをチェックしてしまう。素材としつらいに工夫が凝らされているからだ。

IMG_4802 IMG_4801 (写真)束見本とは、実物の製本と同じ紙、サイズでつくられる、本番前のサンプル見本。中身は白だ。私はこれが大好きでたまらない。自著の束見本をもらうことがあり、メモ帳にするが、なにも書かず眺めているだけでもワクワク嬉しい。紙の神、守先正さんキュレーションのこの企画はグラフィックを学ぶ美大生も多数参加。自由で、主張がいやらしくなくて、みずみずしい空間だった。

(建築、展示ともに許可されたスペースで撮影をしています)

美しい言葉の達人と。

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先日、文化放送の「浜美枝のいつかあなたと」に、
呼んでいただいた。
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新刊「昭和式もめない会話帖」(中公文庫)をとてもていねいに、取り上げてくださった。
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浜さんとお目にかかるのは2度目だが、とてつもなく美しい日本語をあたたかな口調で操る達人で、毎回、もっとお話を聞いていたくなる。ゆっくりで、テレビにも日常会話にもない心地よい「間(ま)」が、いくつももあって。
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番組が17年続いているのも納得。
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じつはひそかに、成瀬巳喜男監督の映画に2本お出になっている浜さんに監督裏話をお聞きしたいとわくわく。
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OA前にこそっとお聞きできて、光栄だった。
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あとは岸恵子さんと梶芽衣子さんに昭和の映画のことでお聞きしたいことが50問はある。
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OAは文化放送4月8日AM10時半からです。

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